X-T30のレビューとエッセイ;自分に合ったカメラを選ぶこと

秋学期がついに終わりましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。お初にお目にかかります”ふー”と申します。以後お見知り置きいただければと思います。さて、私が書かせていただく最初の記事は、自分のカメラのレビューとカメラについてのちょっとしたエッセイです。長文なので、軽い小説だと思って覚悟を決めて読むか、目次を見て、気になった部分だけお読みいただければと思います。はじめてのブログ執筆、何だか緊張!

目次
フルサイズのカメラに思うこと
自分のニーズに合ったカメラを選ぶ
Fujifilmに魅せられて
見よ!これがX-T30だ!
X-T30の力と魅力
これが、私が感動した色の良さだ!
#富士フィルムに恋してる

【フルサイズのカメラに思うこと】 

 私は写真部に所属していますが、周りの8割はフルサイズセンサーをもつ一眼レフカメラを所有している気がします。皆はフルサイズの方が良く撮れると言うし、私だってそんなことは百も承知です。

でも貧乏な私はフルサイズなんて高額で買えない…貧乏人だけど、やっぱりいいカメラは持つべきだから20万円を超えるカメラを分割で買う?いや、20万円あるなら、もっと自分の生活環境の向上のために買えるものがあるに、決まっている…

私の周りの人たちは、星を撮ったり、ポートレートをしたりする人が一定数いる。微細なところまで求められる写真なら、なるほどフルサイズ機や高性能なAPS-C機が適任だと思います。そのようなカメラを買うにはかなり妥当性を帯びる。でもそこで私は少し考えるのだ…

【自分のニーズに合ったカメラを選ぶ】

誰もがカメラを構えた瞬間にカメラマンです。カメラマン1人1人がどのような写真を撮るか変わってきます。私は旅行が趣味ですが、なるべく荷物は軽くしたいと思うし、誰もがそう思うはずです。私は、あわよくば、旅先で、手軽に綺麗な写真が撮れたらいいなとも思う。さらに、カメラ本体のデザインもゴツゴツしたものではなく着る服を選ばないカメラが良い。

それだけじゃなくて、例えばお散歩でもして、そこに綺麗な景色があったなら、カメラに収めたくなるじゃないですか。でもそんな日常生活のために、プロ向けの、重たいカメラや機材を持っていくとなると、少しはばかられる…

私は高校生のころから写真部に所属していて、今回カメラを買い替えるまでにD5300というカメラを使っていましたが、ついにカメラはiPhoneに頼ってD5300を使わなくなってしまうことがありました。主たる理由として考えたのは、やはりその本体の『重さ』なのでした。

 私の持っていたD5300や、フルサイズミラーレスのα7シリーズは、レンズをつけて持ち運ぼうとすると、800gを悠に超えてきます。さああなたは毎回、ちょっとした事でも、800gを超えるカメラを持ち運ぼうという気になりますか?毎度バッグに大きな金属の塊を持ち歩こうと、果たしてなりますか?私はそうはならない。 

私のニーズを満たすカメラって一体何だろう、と考えた時、パッとFujifilmのカメラが浮かんできたのです。

 

Fujifilmに魅せられて】

高校生の頃、友達がFujifilmのカメラを持っていて、借りて撮らせてもらったことがありました。確かX-A5だった気がします。というのもエントリーモデルで、逆光で人を撮ってみたのですが、撮った瞬間に私は驚くのでした。

なんと色が綺麗なことか!そのカメラで撮った作例をぜひ皆さまにご覧に入れたいのですが、なにせもう4年前、その写真のデータもなく、嗚呼、悔やんでも悔やみきれない…

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(2018年発売のX-A5。かわいいブラウン色のカメラだが中身は化け物だ。)




富士フイルム FUJIFILM X-A7LK-CA ミラーレス一眼カメラ レンズキット FX-A7LK-CA キャメル [ズームレンズ][FXA7LKCA]
 (現在は後継機も発売されています)  

あれからもう4年ですが、色々なカメラが出ました。「手軽に持ち運べるカメラがいい」という私のニーズを満たすカメラとして、ミラーレスカメラは絶対的な要素でした。Fujifilmだけじゃなくて、OM-D、Nikon Z、EOS、Sony α…と様々なミラーレスカメラがある中でFujifilmを選んだのは、当然スペックも重視して選んだのだけれど、1番はあの頃に魅せられたFujifilmの色の良さが、潜在的にあったのかもしれない…いや、確実にあったのだ…


 

【見よ、これがX-T30だ!

まずは、そのなんとも形容し難い、X-T30の勇姿をご覧に入れよう。
 

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(自宅のベランダで撮影。良い背景がここくらいしか無かった。)

見よ、この小さいながらに感じる、高貴な重厚感を!

何と立派な、猛々しいこのボディは、わずか363gという軽量ボディなのだ!さすが、Little Giantの異名を持つにふさわしいだけのことはある。

早く皆さまにこの姿をご覧に入れたかったし、皆様もこの姿を見たかったに違いないでしょう。尚早ですが、よくぞここまでの長文を読んでくださったことには感謝の意を表します。

皆さまにこの格好のいいカメラを見せることができたし、皆さんに感謝も出来たし、話を戻して、今から意気揚々と、X-T30の詳細をご紹介させていくことにします。画面越しに鼻息の荒さが伝わらないといいのだけど…


 

【X-T30の力と魅力】

きっと、この記事を見る人なんて物好きしかいないし、カタログスペックなんて大体は頭に入っているのだろうから、この節では特筆したX-T30の魅力を紹介していきます。いや、これはFujifilmのカメラの魅力というべきかな?(笑)

16個のフィルムシミュレーション
Fujifilmに魅せられた人の6〜7割はこのフィルムシミュレーションによる物ではないか?と思わせるほどの機能を持つのがこのフィルムシミュレーションである。ご年配の方なら、フィルムカメラの時代にFujifilmがどのようなフィルムを発売していたかご存知であろうかと思います。今でも家電量販店に行けば、フィルムカメラ用のフィルムとして、「PROVIA」、「ASTIA」などが販売されています。そして、Fujifilmが発売しているミラーレス一眼レフのほとんどに、このフィルムの色味を再現するフィルムシミュレーションという機能が内蔵されているのです。ここではフィルムシミュレーションについてFujifilm公式サイトからの引用で紹介を留めておきますが、次節で詳しく作例を交えながら紹介するし、フィルムシミュレーションで一筆したためようと思うので、今後に乞うご期待いただきたい!

“フィルムシミュレーションとは?__フィルムを長年作ってきた当社ならではの、豊かな色再現性と諧調表現をフィルムを取り替える感覚で設定できる機能です。”

https://fujifilm.jp/support/digitalcamera/knowledge/color_control/index.html

本体のデザイン
上記の2つも勿論素晴らしい機能ですが、どうか本体のデザインの方も見ていただきたいと思います。さあ、まず軍艦部をご覧いただきましょう。嗚呼、これこそまさに「軍艦」と呼ぶにふさわしいミリタリーさを感じる!

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(X-T30の軍艦部分。壮大で力強さを感じる。)


そこには確かに立派なダイヤル鎮座している。どんと待ち構えるその姿は、他の軍艦を蹴散らせそうな強さだ!シャッタースピード、露出補正。これらは誰でも直感的に分かる配列です。カメラの上部中央にはフラッシュを内蔵していて、これは軍艦の左のスイッチを弾くとフラッシュがポンっと出てくる仕組みだ。この仕草がなんともクラシックカメラを感じさせるかわいさを持っているのだ!

さらにUSB-Cを搭載しているため、そこから給電もデータの転送もできる!私は、iPadとType-Cケーブルで繋いで写真を取り込み、その場でLightroomで編集するという運用が特に気に入っている。結局、どこをとっても鮮やかなのだった!

(type-C さえ持っていれば、画質劣化なくその場で編集可能!)

【これが、私が感動した色の良さだ!】

ここからは筆者が撮影した作例をご紹介していきます。極めて下手な作品なので、お見せするのは幾許恥ずかしいのですが、その点はご容赦いただきたい…!

16あるフィルムシミュレーションのうちの1つ、ETERNAとCLASSIC CHROMEで撮った写真をここではご紹介いたします。

 (ETERNA)

パッと見た感じ、空の色が映画のスクリーンで見るような色だなと思いませんか?少し緑がかった色。銀幕に照らされて映える青。「落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンで動画に適します」と説明書きがされているこのETERNAは、まさに映画館で見るような色を再現するように作られています。


こちらの写真で見た方が顕著かもしれません。これは長崎の海岸沿いにある工場地帯ですが、空の色も映画っぽいし、何せ海沿いだから、本当に今から映画が始まりそうだと感じさせるような写真がすぐに撮れてしまう…!そう!これがETERNAの力なのだ!

現代風の言葉で言うなら、「エモく」見える写真がパッと撮れる。これ、良くないですか?


次、クラシッククローム。

(CLASSIC CHROME)

タバコを吸う女性を1枚。とても綺麗に写っていますが、これは編集なしの撮って出し。ここまで色調豊かに再現してくれるFujifilm、さすが、としか言いようがない…

クラシッククロームは、読んで字の如く、少し古めかしいと言ったら品がないか。アンティークな場面で撮るのに重宝します。店内が少しアンティークよりの内装だったので、このフィルムシミュレーションもピッタリと当てはまったわけです。

他には例えば、こんな感じとか。

戦後まもない頃を舞台にした、朝ドラに出て来そうなセット…
これも撮って出しです。何だかどこかにエモさを感じませんか…?これがFujifilmの色なのです…

以上、2つのフィルムシミュレーションをご紹介しました。きっとあなたはもっと他のシミュレーションの作例を見たくなったはずです。他の作例は、また後日まとめて紹介することにします。Coming soon…


【#富士フィルムに恋してる】


Instagramではこんなタグが存在しています。投稿件数は7万件以上!その写真の数だけ、日本中のいろいろな人が、富士フィルムに魅せられ、今日もシャッターを切っています。皆さんはFujifilm独特の色の良さにきっと舌を巻くに違いありません。

これは私の予想ですが、おそらく多くの人が、私のような、「出先で気軽に綺麗な写真が撮りたい」と思っているのではないでしょうか。

そのようなニーズをあなたが持っているのなら、私はFujifilmのカメラを断固として推します。今すぐ家電量販店に赴いて買いなさい。ここで断言して良いのなら、あなたはFujifilmのカメラを買って後悔することはまずないでしょう。あなたも知らぬ間にFujifilmの色に恋に落ち、私達の恋敵のうちの1人になるに違いないのです。

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